2022年3月18日金曜日

【星劇団再演プロジェクト】

今日の西日本は大雨、東北では再び大きな地震が、世界では戦争が起きています。私は戦争体験者ではないけれど、個人の小さな声が大きな物語に回収されていく危機感が、星劇団再演プロジェクトを始めたきっかけのひとつでもあります。個人の記憶の聞き取りを出来るだけ丁寧に行う最中、コロナが起き、高齢の方への聞き取りや再演が延期され、常に時間との戦いでした。

 

そんな状況で、今を生きている私たちがどれだけリアルな言葉で対話出来るのか。もうすぐの再演(収録)に向けて、日々メンバーのみんなと「密」にならないよう気をつけつつも、すごく密度の濃いやり取りを重ねながら、既に星劇団の再演は始まっています。

あと少し、きっと大丈夫。

ヤエ子さんも初恵さんも、梅ちゃんも見守ってくれている。








2022年3月7日月曜日

小倉正史さんの著作集が出版されました


小倉さんが亡くなったのは2年前の3月。
コロナが始まってすぐの時、のちの編集メンバーで片付けに入った小倉さんのお部屋は、蔵書や資料でいっぱい。晩年に、いろんな場所であそんだり、お話ししていただきましたが、こんなにたくさんのお仕事をされていたなんて、実は今回の本作りに携わるまで知らなかった。

ごめんなさい、小倉さん。もっと勉強します。

2022年2月25日金曜日

星劇団再演プロジェクトの現状


「 70年ぶりの幕開けは、間もなくだ。」

星劇団の再演についての記事が出ました。取材してくれた記者は、中国新聞尾道支局の石下奈海さん。

一昨日、89歳になるロダンのマスターも、戦時下とコロナ禍が重なるという話をしてたっけ。でも断然つらかったのは、やはり戦争中と戦後だったと。

星劇団の女性たちがなぜ星劇団であったのか。
公演を控え、今、毎日必死に練習するなかで、また少しだけわかった気がするんです。

 

私はある踊りをチームで披露するのですが、周りで支えてくださる人たちはもちろん、遠くにいる大切なひと、今は遠く離れてしまったあの人にも届いてほしい。観て、笑ってほしい。そして、指差して笑って欲しい。全く、バカみたいに本気でやってるよ、ってくすくすして欲しい。

 

どんな状況でも笑いが伝播するなら、そんな幸せなことはない。

涙を誘うまでの演技の技量は今の私には無いけれど、観てくれた人がお腹抱えて笑えるくらいを目標に、ストイックに今はがんばることしか出来ないなと。

 

デジタル版リンクはこちらです。登録すると、少しみんなが練習してる動画も少しだけ観れます。

 

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=835689&comment_sub_id=0&category_id=112&fbclid=IwAR1GtemBlvyjs7jy5j8lHT6wcQQc38ar03Kzl6inzOW1xBBz_gZyRnkApf4




2022年2月4日金曜日

いにしによるー断片たちの囁きに、耳をー



すっかりご無沙汰してしまいましたが、もう2月か・・・

 2/18には塩江で、こちらの中間報告会があります。こんなコロナの状況ですが。

形になってきて、大変うれしゅうございます。

来れる方はぜひ、いらしてください。良いところです。

2021年12月14日火曜日

演劇公演「天と地のまなか」(12月12日)

昨晩の大広間の興奮さめやらぬまま、演劇を観るために早朝の尾道から広島へ。

今回の観劇、寅卯演劇部による「天と地のまなか」は、ある広島出身の作家について描いた物語で、私はこの原民喜という詩人のことも全く知らなかった。来年3月に再演を予定している星劇団の再演に出演予定の明日香さんが出ることで観たくなったのと、演劇について少し勉強するつもりもあって行ってみた。

帰りのフライトの時間を少し気にしながら見始めたのに、小気味良いテンポの場面展開やシンプルでよく考えられた舞台構成、この繊細な詩人にあっというまに感情移入してしまい、何度か涙腺崩壊しかけながら、気づいたら終盤に。
常に何処かで死が身近だったのに、あの日に広島の原子爆弾に遭遇し、その後に身を削って書き残す決心をした作家。
三年前の秋、祖母の弟の見舞いの際、北海道から少年兵として来た広島で被爆した話を聞いてから、今までは学習して理解しようと努めていた原爆の体験の話が、急に身近なものになってしまった。
生き残ってしまったものの苦悩。
過去と繋がる方法は模索しつつ少しずつやってきながらも、
私たちは、未来とも繋がれるのだろうか。
なんて考えながら慌ただしく空港へ。
良作でした。今夜も興奮さめやらぬ。

”自分のために生きるな、死んだ人たちの嘆きのためにだけ生きよ”







尾道のスクリーニングイベント「場景」

先週末の12/11土曜日、尾道で行われた素敵なイベント[場景]。

即興がキーワードになる映像やパフォーマンスが入り乱れる会。すべての体験は記録されて、来週(12/18,19)も会場で流れるそう。
まず、会場となった松翠園大広間の場の力がとにかくすごい。こんな場所を再生させる空き家再生プロジェクトすごい。私は初めて足を踏み入れましたが、ここまでとは、唖然。
そしてその場所に絡む、人や作品。だんだんと日が暮れゆくなかで、ゆっくり動いていく豊かな時間は、今回のために作られた手作りの巨大スクリーンや、温かく、すみずみまでおいしいご飯と会話からも作られていたでしょう。まさに場景。

東京から小山穂太郎さんと研究室の皆さんも来て、ディープで感動した夜でした。
あ、私も映像と降霊術?のような対話パフォーマンスしました。星劇団の予兆編です。















2021年11月14日日曜日

京都のヴォイスギャラリーで展示をしています


今回の展示は、フィールドワークから模型を制作し、撮影した写真作品(過去作品)と、星劇団再演プロジェクトの紹介です。展示はヴォイスギャラリーのディレクター松尾さんがやってくださったのですが、他者からの目線の展示で作者が気づかされることも多いなと思ったりします。松尾さんが深く理解と共感を寄せて紹介してくださることが、とてもありがたいです。尾道の吉和から、戦後を生きた女性たちの活動が静かに浸透していくようです。京都に行かれる方は、是非に。11月20日まで。

http://www.voicegallery.org/exhibition_event.php 

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2021年11月3日(金)~20日(土)13~19時
休廊日:11月8日(月)・9日(火)・15日(月)・16日(火)
Room A 横谷奈歩「その向こうにあるもの」 / Room B 唐仁原希「仔鹿がきたみち」

横谷奈歩「その向こうにあるもの」(展示室A)
横谷奈歩は、東京藝術大学において絵画制作の後、主に、インスタレーションやパフォーマンスを横断的に制作してきました。
同大大学院在籍の頃から、国内外の戦跡、史跡、遺跡などにおけるフィールドワークを重ね、各地で関わった人々との交流を通じて、特定の歴史や場所を多様な形で作品化しています。2008年同大学において博士号取得。

このたびの展示では、2013年から横谷が多くの関係者や協力者と協働し、聞き取りや研究を続けてきた「星劇団再演プロジェクト」(於・尾道市)のご紹介とともに、各地での自身の鋭い観察を机上の模型に再構成し、さらなる想像を加えながらそれらを撮影、史実との交感や芸術家としての再編成を試みた2007年~2017年の写真作品群を展示します。
タイトルの「その向こうにあるもの」とは、横谷が、時空を超えて耳を傾ける人々の声やざわめきを指しています。(ヴォイスギャラリー)