2017年1月22日日曜日

月刊ギャラリー1月号

お知らせです。

月刊ギャラリー1月号にて、美術評論家の小倉正史さんが、現在尾道で展開しているプロジェクトについて取り上げてくださいました。

美術史の話から今日の美術まで、プロジェクト「高橋家にまつわる物語」の過程と共同作業について、現在このプロジェクトを発表しているなかた美術館の展覧会「小林和作に出会う」についても、丁寧に書いてくださっています。高橋家や美術館にも何度も足を運んでくださいました。

本プロジェクトについて小倉さんが考えたこと、私が進行中の他のプロジェクトなどは次号に詳しく紹介してくださるそうで、そちらも今から楽しみです。


小倉正史の現代美術講座  " 美術の広がり―高橋家の物語 "

http://www.g-station.co.jp/book/index.html





2017年1月19日木曜日

1月、今週末と来週末の展示

おはようございます。
昼間の仕事と夜の学校と、深夜の宿題リポートで、ひーひー言っている初老の私です。

今週末と来週末に京都のVoice Galleryで展示します。
写真作品や、図譜ドローイングなど。お近くの方は是非。

http://www.voicegallery.org/exhibition_event.php

尾道のなかた美術館での展示も2月19日までです。

http://www.nakata-museum.jp/exhibition/

なんと今通っている学校の合宿(!)で2月頭に尾道に行くことに。
あらたな角度で尾道が見れそうです。


あー、、、京都行きたいなあ・・・




2017年1月9日月曜日

久高のこと


昨年の暮れ、ふと思い立って沖縄に行った。

抜け殻になりたいと、リラックスしてただぼんやりしたいと思った時に、沖縄に魅かれた。
ノープランの旅だった。


思いのまま、気に入ったカフェで毎朝過ごしたり、市場や街を散歩して、ふらりと那覇のドトールに入ったら20分待ち、オーダーしたものが出てくるまで更に20分と言われ、沖縄時間をこんなところに感じた。現地の先輩に情報を聞いて沖縄市の佐喜眞美術館に足を延ばしたら、美術館の建っている状況にも内容にも驚愕だった。普天間の周辺の商店街もいくつか歩き回った。ほんの短い時間に沖縄の複雑な歴史と状況が、肌から染みてくるような気がした。
(美術館については、現地にて山陽日日新聞の新年号に少し書いた。)


そして、久高島を訪れたのは三日目のことである。
この島を訪れることだけは、何となく決めていた。

縦に長いこの島の突端には水平線が見える岬があり、水平線の先はニライカナイに繋がると言われている。

ひどく揺れる高速船を降り、港の食堂で海ぶどう丼と謎の白い刺身を注文してから40分待ち粛々と食した後、ニライカナイに向け自転車を借りて出発した。地図を見ながら亀甲墓のあいだを通り抜け、いくつもの御嶽を巡った。ある一つの御嶽では、まさにお祈りが始まるところだったので、遠慮しようとすぐに出たら、おばあさんと息子さんが中へ招き入れてくれた。

かつて一度だけ訪れた際の記憶をたぐり寄せながら、その時は徒歩で行けなかった風葬跡などをおぼろげに覚えていたが、大体の場所を地図と身体で確認できた。


白い道に稲穂が揺れて、海の脇の道にはリスか何かの小さな死体があった。
生きているものも死んでいるものも、しっかりと根を張っている。
ここには在る。














2017年1月3日火曜日

明けました。


ひたすらぼんやりとして、行きたいところに行って、会いたい人に会って、
なんとも心地よい年末と年始である。

2016年はがんばったから、と自分にいいわけして、ひたすらゆるりと過ごす。


これで、いいのだ。 きっとすぐに鬼のように忙しくなって、
混沌としてカオスな挑戦続きの日々になるのが、目に見えているのだから。


2017年の終わりも、搾りかすや出がらしのようになって、
ぼんやり心地よく過ごせているといいなあ。