2021年7月30日金曜日

すばらしい展示を観た、2021年7月の終わりに。

 緊急事態宣言下の東京で、静かな、そしてすごい展示を観た。このまま終わってしまうにはあまりにも惜しいので、以下稚拙な表現ですが、ご紹介したいと思います(時系列順)。

 1つ目は東京都美術館の展覧会、イサムノグチはひらけた空間に作品が点在する絶妙な構成に身を委ねる気持ちよさがあり、特に最後の部屋にある晩年の彫刻群は、イギリスでよく巡っていたレイラインにある遺物を思い出した。でも、その後に観た企画「Walls&Bridges-壁は橋になる」は更に響いた。https://www.tobikan.jp/wallsbridges/





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人の作家の作品と人生譚なんだけど、まぁ丁寧に贅沢に作られた展覧会。作品はそれぞれに見ごたえあり、無駄のないテキストと一緒にじわじわと効いて来る。気持ちが充足感でいっぱいになって、その後勢いで焼肉を食べた(席にアクリル板ありの店)。

 

 そこから神楽坂のSprout-Curationで行われている「かんらん舎・ 大谷芳久の手探り」

へ。(https://sprout-curation.com/exhibitions/3636
思わず、なんだこれはと言いたくなる大谷さんの研究成果。銀座のかんらん舎があった頃から展示を観たり、作家としてアドバイスやお話を聞いたり、大谷さんの文章を読むばかりだったが、まさかここまでとは。手仕事の美しさと意味と覚悟。


気が遠くなるような時間をかけて、この果てしないお仕事をされていた大谷さんにも、これらを展示企画として私たちに観る機会を与えてくれて、会場には展示しきれないさまざまなお話をしてくださった企画の角田さんにも、心から感謝したい。8/8まで金土日のみあと5日間、お見逃しなく。

 これらの贅沢な文化的体験がコロナ禍でどんどん予算が削られて、機会が減らないようにと祈るばかり。特に紹介した後者二つの展示はあまり密にならない状況かと思うので、行ける方は是非とも体験することをおすすめいたします。


こんな時期ですが、こんな時期だからこそ、少しでいいから確実に、一見世間の表層から隠れている派手さはなくとも地に足のついた、いや、地の奥深くまで潜り込んでいるような大切な仕事で世界が構成されていたらいいなぁ・・・・・と期待を込めて。




2021年7月16日金曜日

神戸でプレゼンします

塩江で、ピピロッティリストの気分で壁を破ったり、がんがんフィジカルワークをしてた(のちに活動報告します!)と思ったら、来週末7/25は神戸のKAVCでプレゼンします。KAVCは昔から大好きな作家、グレゴールシュナイダーのプロジェクトに感動したのと、この公募形式が興味深かったこと、ちょうどコロナで各地のプロジェクトが延期になり、ちょっと時間を持て余していたのもあって、申請してみました。

アイドルのデビューのきっかけが、「引っ込み思案なので周りが心配してオーディションに応募してくれた」とかよくある話ですが、これは面白そうなコンペだと思って、正真正銘自分で応募しました(なんのこっちゃ)。


https://www.kavc.or.jp/events/7871/


プレゼンにはいつも自信がないけれど、よいプランができたのでがんばります。