2024年1月26日金曜日

アートと人類学の共創ー出版とトークイベントのお知らせ

昨年半ばより、文化人類学者の服部さんのお声がけで、塩江のプロジェクトを学術書にまとめることになりました。私は共編者と著者の一人、あと表紙も担当させていただいてます。 

地域の皆さまをはじめとしたたくさんの方々の協力と、出版社は小倉さん本でお世話になった水声社さん、編集者の関根さんにも大変お世話になりました。

そして服部さん、小野さんとの仕事はいつものようにエキサイティングでとても楽しかった!

内容は盛りだくさんで分厚い辞書のようになってます。

そして、1/27には高松、2/16には神保町(東京)での出版トークイベントも決まりました。

詳細は次のブログに書きます。

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(以下内容は、水声社さんのブログから引用させていただいてます)

http://www.suiseisha.net/blog/?p=19248

『アートと人類学の共創ーー空き家・もの・こと・記憶』
服部志帆+小野環+横谷奈歩(編)

声なき声にかたちをあたえる

一軒の空き家に残された「もの」から、いかにして人びとの生を描き出し、歴史を語り継ぐことができるのか。人類学者とアーティストは、それぞれの立場からこの問いに向き合い、「もの」たちの声に耳をすます。写真、家具から柱、果てはつもった埃に至るまで、空き家をくまなく探索することで浮かび上がったのは、ひとつの空き家を軸にした、ある家族の生きざまと塩江町の人びとの繋がりだった。今はなき人びとの記憶を継承するために、アートと人類学に何ができるのか。分野の壁を超えた挑戦的なプロジェクトの軌跡。

【目次】

まえがき

第Ⅰ部 アートと文化人類学の共創

空き家と残された「もの」からたどる生活誌と地域再生――香川県高松市塩江町上西における旧藤川邸再生プロジェクトを事例に 服部志帆

空き家と残されたものたちをめぐって――アートの視座から 小野環

分野の横断とさまざまな継承のかたち 横谷奈歩

三つの物語 服部志帆

第Ⅱ部 空き家再生プロジェクトおよび塩江をめぐって――関係者それぞれの視点から

民俗資料をめぐる近年の保存・展示動向――瀬戸内ギャラリー「いにしによる」展に寄せて 田井静明

囁き始める断片たち――瀬戸内海歴史民俗資料館からみた「いにしによる」展 松岡明子

材木が語る作業の歴史 杉井隼人

手づくりの歴史資料館 藤澤保

小さくとも、幸福で自立した町を目指して 村山淳

プロジェクトのはじまりと人をつなぐおもてなし 神高伸江

【付録1】インタビュー

住まいとものの記憶

【付録2】座談会

プロジェクト参加者の声

【付録3】

旧藤川邸関連年表

【付録4】

空き家に残されたもの目録

あとがき

【別丁】

「いにしによる」をめぐる旅――断片がひらく時空間 小野環





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