2020年4月8日水曜日

アフリカの森の女たち

文化人類学者の服部志帆さんが何年も温めてきたプロジェクトの翻訳本がいよいよ
出版となりました!私は表紙の装画を作らせていただきました。
この本の翻訳者さんたちとのやりとりの末、表表紙は女たちがアフリカの森を去っ
た後、裏表紙は人々が森に入る前の様子を模型で作りました。
「人が入る前に枝は切られていない」「大きな布切れは森に置いていくことはない」
など、本の内容に即したリアルな状況に作るためのやり取りを経た制作は、とても
激的な体験でした。

本の内容はとても濃くて、アフリカの女性たちの生の声が詰まっています。
ぜひ手にお取りください。ナディッフさんでは、服部さんがアフリカのフィールド
ワークで採取してきた音がCDになったものが限定セットで販売されています。

http://www.nadiff-online.com/?pid=149981651

ぜひぜひ、どちらも体験してみてください!
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『アフリカの森の女たちー文化・進化・発達の人類学』春風社
ボニー・ヒューレット著 服部志帆・大石高典・戸田美佳子訳 
装画:横谷奈歩 装丁:北原和規(UMMM)
¥3100円+税

中部アフリカの熱帯林に暮らす狩猟採集民アカと農耕民ンガンドゥの女たちは、
感情豊かにそして雄弁に自らの人生について語ります。語りに迷いはありません。
若者はどんなふうに恋に落ち結婚するのか?子どもはどんなふうに生まれ育つのか?
なぜ愛する人の死は悲しいのか?閉経後の人生は何のためにあるのか?
コンゴ盆地の森の民が語る「女になることの意味」から、自分たちの暮らす日本社会で
「女になることの意味」を考えてみませんか?



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