旅の話をもうひとつ。
旅先では、その土地に戦争遺跡があるかをいつもチェックしている。
今回は出雲まで足を延ばしたが、戦時中に 出雲大社前で松脂を採取していた跡が残っているとの情報を得た。これは、地元の写真家、高嶋敏展さんという方が写真展と本にしている。そして島根県立東部高等技術校のwebデザイン科の江角奈美さんという方が、卒業制作で制作したという以下のウェブサイトがわかりやすかった。
当時、子どもや女性も含め、せっせと採取した松脂で、結局は飛行機を飛ばすことは出来なかったらしい。同時に私は先日、尾道のロダンでマスターから見せてもらったVディスクの話を思い出していた。
戦時中から戦後にかけて、米軍のパラシュートから前線や占領地の兵士にパラシュートから届けられていたレコードのことである。
「この時代に日本では竹槍の練習などしていたのだから、勝てるわけがないよね」というようなことをマスターは言っていた。
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