2013年から尾道でメインで関わって来たプロジェクト、「高橋家にまつわる物語」の舞台となる高橋家。30年以上空き家だったこの家が持つ空気感、美しさに魅せられ、毎年、和作忌の11月4日に合わせて公開して来ました。
しかし、豪雨や台風などの度重なる自然災害による被害で損壊した部分も多く、私が東京にいる間もAir_Onomichiメンバーを始め、尾道大の学生さんがチェックや修復をしてくれていましたが、安全を考え、今年の公開を見送りました。
正面の大きな窓に映る雲やその時々の景色は、天気だけではない尾道の風景を映し出し、家の中は戦後の家族の美しい時間が今も流れているようでした。本棚や戸棚には、物語が沢山詰まっていました。