今回の展示は、フィールドワークから模型を制作し、撮影した写真作品(過去作品)と、星劇団再演プロジェクトの紹介です。展示はヴォイスギャラリーのディレクター松尾さんがやってくださったのですが、他者からの目線の展示で作者が気づかされることも多いなと思ったりします。松尾さんが深く理解と共感を寄せて紹介してくださることが、とてもありがたいです。尾道の吉和から、戦後を生きた女性たちの活動が静かに浸透していくようです。京都に行かれる方は、是非に。11月20日まで。
http://www.voicegallery.org/exhibition_event.php
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2021年11月3日(金)~20日(土)13~19時休廊日:11月8日(月)・9日(火)・15日(月)・16日(火)
Room A 横谷奈歩「その向こうにあるもの」 / Room B 唐仁原希「仔鹿がきたみち」
横谷奈歩「その向こうにあるもの」(展示室A)
横谷奈歩は、東京藝術大学において絵画制作の後、主に、インスタレーションやパフォーマンスを横断的に制作してきました。
同大大学院在籍の頃から、国内外の戦跡、史跡、遺跡などにおけるフィールドワークを重ね、各地で関わった人々との交流を通じて、特定の歴史や場所を多様な形で作品化しています。2008年同大学において博士号取得。
このたびの展示では、2013年から横谷が多くの関係者や協力者と協働し、聞き取りや研究を続けてきた「星劇団再演プロジェクト」(於・尾道市)のご紹介とともに、各地での自身の鋭い観察を机上の模型に再構成し、さらなる想像を加えながらそれらを撮影、史実との交感や芸術家としての再編成を試みた2007年~2017年の写真作品群を展示します。
タイトルの「その向こうにあるもの」とは、横谷が、時空を超えて耳を傾ける人々の声やざわめきを指しています。(ヴォイスギャラリー)
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