表紙の装画をさせていただいた「アフリカの森の女たち」の本の書評がpenに載っています。ほんとにじわじわくる本です。本の内容についてはこの紹介文にもあるので、私はこの表紙の制作過程を紹介します。
実際の森で撮影?とよく聞かれますが、この森の風景は模型で制作しています。
コンセプトは、全ては森から始まっていると考え、この本の舞台となるアフリカの森の風景を作りましたが、表表紙と裏表紙で違いを出し、After(人々が森に入ったあと) / Before(人々が森に入る前)としています。人が立ち入ったところには、やはり痕跡が残ります。表表紙は人々が森に入った後ですが、人々が森に入った後の場の残り方を、翻訳を手がけた研究者さんたちとやり取りしながら作りました。Afterの風景には、人々が森に入った後に残された、ちょっとした物があります。不要なものは置いていっても大きな布は捨てて行かないとか、森に人が入った場所には、このような木の倒れ方はしていないとか、なるほどと思いながら制作をしていく中で、専門家の意見を聞いて自分の想像を調整しながら作る経験は、大変でしたがとても刺激的なものでした。
ナディッフさんでのこの本の関連展示も来週28日まで。
昨日も会場に行きましたが、秘蔵コレクション(採取物など)がたくさん並んでいます。
楽しい展示ですよ。表紙になった写真作品も、模型もあります。
まだコロナが油断ならない状況下ですが、たくさんの方に見て欲しい、と素直に思います。
楽しい展示ですよ。表紙になった写真作品も、模型もあります。
まだコロナが油断ならない状況下ですが、たくさんの方に見て欲しい、と素直に思います。
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