閉館した白老ポロトコタンや、閉館騒ぎを乗り切って存続へと落ちついたレトロ
スペース坂会館などに行ってから、未来への文化の残し方について考える。
自分の文化を残し、そして受け継ぐ当人たちはどういう思いを持つのか。
少しずつ話を聞いてみたりする。
サッポロピリカコタン(アイヌ文化交流センター)に行った。
ここの展示室は、アイヌの道具などに触れるのも、撮影も自由。
作られた道具の重さを体感したり、表面仕上げの丁寧な仕事や
使いやすさを想像したり。楽しかった。その美しい道具の一部を紹介したい。
鮭の皮で出来た靴。固くて、軽くて、丈夫なつくり。
糸巻き
罠
これも罠。
透明で綺麗。
ポンチセ(小さな家)の中に入ったら、刺繍を作る女性がいた。
一日5時間くらい、三人の女性が交代で家を守っているそう。
火の神様の周りで、時間をかけてゆっくり、丁寧につくられる刺繍はブックカバーやポーチになるそうで、まるで御守りのような存在感。
冬の間にこうして女性は刺繍をして、札幌雪まつりの時に、札幌駅の地下道で販売するんですって。あとは、小学生たちに歌や踊りを見せたりして過ごしていると。
そういえばさっき、ホールの奥から、歌の練習が聴こえてきた。
奥の窓は神様の通り道
帆立貝に油を入れて、ランプにする。
灰を利用して、文様を伝える。
このポロチセの中で、お話を聞いた。
煙に燻されてすっかり消毒された私は、その後、隣にある温泉「小金湯」に向かった。
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