2018年6月13日水曜日

複数形の世界のはじまりに がはじまりました。



昨年から構想を練って準備して来たこの企画、やっとかたちになりました。人生初のぎっくり腰も、謎の背中の傷も、90分睡眠も、今はいい思い出(に、まだなってない)。

初日のアーティストトークも終え、第一回目の集落会議(ゲストの長老は小倉正史さん)も終え、そろそろ落ちついて来ると信じたい。

とにかくぜひ、いろんな方にこの集落に遊びに来ていただきたいです。
集落の住人が、お待ちしていますよ。



https://twitter.com/tobikan_jp/status/1006702456779169792

http://pruralworld.work

https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_groupshow.html




2018年5月27日日曜日

日本考古学協会第84回総会にて

表題:日本考古学協会第84回総会って、84回ってすごい、さすが考古学。歴史・・・

今日5月27日、明治大学リバティータワー1021教室にて、「滋賀県米原市杉沢遺跡における考古学と美術の共同プロジェクト」として、10:25から10:50まで発表があります。

http://archaeology.jp/convention/soukai_2018no84/



矢野先生が発表をしてくださるので、私は聴きに行って、今年のプロジェクトの打ち合わせもします。昨年を踏まえて今年はどんな可能性が広がるのか。
杉沢遺跡で出会う考古学とアート。

蝉の声、鋭い日差しに爽やかな風。

カームバーーーック!あの杉沢の夏。今年もたのしみ。




2018年5月22日火曜日

ぎっくりした。



わかっています。
ブログ更新なんてしてる場合じゃないの、よくわかっています。

今、来月の展覧会の制作で必死、いっぱいいっぱいです。そんな中、人生初の腰の痛み。
どんどん痛みはひどくなり、接骨院へ。

くしゃみも、靴下はくのも、何もかもにおびえて、能の演者のような動きに。
この追い込み時に3割くらいしか動くことも、日常のいろいろを処理することも出来ない。いや、なーんにもする気になれない。痛みとは、いと恐ろしや・・・

接骨院では片側だし、ぎっくり腰だと全く動けないはずなのでぎっくり腰じゃないと言われたが、復活してネットでいろいろ調べると、やはりぎっくり腰の症状とぴったりじゃん!

まだ痛みの名残はあるものの、何とか7割程度は日常生活を送れるようになった。
あまりにも動けない、思うように頭と身体の動きが一致しない日々が続いていたので、なんとか復活しつつある今も何だかすごく変な感じ。なのでここに書いてみたのだ。
まずは状況を客観視してみよう。


設営まであと2週間。
http://pruralworld.work


ああ・・・・・・









2018年5月11日金曜日

同時代の何か #4 


ハルキングこと春木くんのスタジオで、同時代のなにか#4  というイベントがあり、登壇者の一人として話します。何を話すかまだ決めてないけれど、「同時代の中にある同時代らしからぬなにか」について話ができたらいいなあ、と。

(詳細は)
https://www.facebook.com/events/129864964538455/?active_tab=about

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≫≫≫≫≫KOTOBUKI meeting #19≪≪≪≪≪

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KOTOBUKI meeting / CAMP: 同時代のなにか #4
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それぞれの活動や関心などを発表していただき、同時代のなにかについて話し合います。

日時:2018年5月12日(土)19:30〜22:30 ※開場は19:00
定員:30人(当日先着順、予約不要) 参加費:無料

【ゲスト】
奥誠之(アーティスト)
久保田智広(アーティスト)
倉茂なつ子(芸術表象/キュレトリアル)
清水知子(文化理論、メディア文化論/筑波大学人文社会系准教授)
菅原伸也(美術批評・理論)
宮川知宙(多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程彫刻専攻)
横谷奈歩(美術家)

※CAMPページにて随時更新中
http://ca-mp.blogspot.jp/2018/05/kc4.html

【 タイムテーブル 】
<前半>
19:30-21:00|プレゼンテーション
<後半>
21:00-22:30|意見交換

[場所] 台東区寿2-9-1(春木聡 作業場)銀座線 田原町駅 徒歩1分
https://goo.gl/maps/wpTwSn5WTb72

[企画] CAMP, KOTOBUKI meeting

2018年4月15日日曜日

フゴッペ洞窟のこと

"フゴッペ" は、アイヌ語の「フムコイペ(波の音がよく聴こえるところという意味)」がなまって名付けられたらしい。日本海が目の前ですからね。

1500年前の続縄文時代に描かれたと言われているらしく(時代区分が本州と北海道で違うのがとても興味深い。)、昭和25年に中学生の大塚少年が海水浴のついでに見つけたらしい。大塚くん、グッジョブ。

実は、10年前に一度トライしたことがあるんです。2月くらいかな、雪深い時に。
周辺の景色は真っ白で、ズボンの下にレギンス履いて、長靴に4枚くらい重ね着した上にダウンジャケット。布団のような格好で小樽からバスで行ったんだけど、バスの中の乗客も徐々に減って行き、すごい吹雪でバスの外の景色も見えなくなり、私は一体これからどんな異世界に行くのだろうと心底不安になった。
バスを降りると人もいなければ看板もなく、しばらく歩いた。
するとフゴッペ洞窟こちら、と矢印の標識が。しかしその方向に歩けど歩けど何もなく、
ただ、白い景色が続く。

道の途中に止まっていた大きなトラックの高い座席でお弁当を食べてるおじさんに
手を振って、叫ぶ。

「フゴッペ洞窟は、どこですかー!!!」
「こっちじゃないよー!!!」(吹雪のため、声を張り上げる)

車の標識を見間違えていました。
車には数十メートル手前に看板があるでしょう、あれ。
そこを徒歩で曲がっていました。えんえんと道を戻り、がんばってフゴッペ洞窟の博物館らしき建物の目の前に辿り着く。すでに顔はかじかみ。頭の中までまっしろ。

・・・休館中。

こんな時にネガティブな気分になるとヒトは凍死するのかもしれない。
と気を取り直し歩き始めると、道路を渡った海沿いに温泉がみえた。
神さまはいたもんだと近付くと、・・・休館。

バス停に向かってすごすご歩き出すと、ドライブインがあるではないか。
忘れもしないドライブイン。入るとインベーターゲーム卓がテーブルになっている。
窓の外には日本海の灰色の海の波。音楽は忘れもしない「サバ(シバ)の女王」。

https://www.youtube.com/watch?v=uoJ-aZeygiU

・・・思えばここに来るバスの中で、どんどん景色が白く消え、周辺から生きている人も消えていった頃から、私の頭にはずっとサバの女王が流れていた気がする。

打ちつける灰色の波と、サバの女王。

きっと寒すぎて、思考が停止していたのだろう。ドライブインで刺身定食を注文してしまう。
身体は末端まで冷えきっているのに・・・。
周りの地元の人たちは、海老フライ定食とか、ハンバーグとか、温かいものを食べている。
しかし後悔はない。あの刺身定食の帆立の甘さは今でも忘れられない。


長くなってしまった。
それだけ思い入れのある刺身定食、じゃなかった、フゴッペ洞窟にやっと行くことが出来た。

館内に入ると、宇宙的な音楽が流れ、受付のお兄さんが丁寧に対応をしてくれる。
レプリカの洞窟や、展示品のあいだを抜けるといよいよ洞窟の入り口へ。
ガラスケースに囲まれているが、保存のこともあって完全に暗闇である。
神秘的な雰囲気があり過ぎて、他にお客さんもいなくて中に入れず、もぞもぞと数十分、
入り口の前で行ったり来たりして過ごす。もぞもぞ、もぞもぞ・・・

意を決して受付に戻り、親切なお兄さんになんだかんだ理由つけて(中にあるボタンはライトがつくんですか?など変な質問を重ねた。)一緒について来てもらう。
怖くて入れない、とは口が裂けても言えなかったんだもの。







ドライブインの裏の岬。今回はドライブインには入らなかった。

    小樽の総合博物館運河館にて。洞窟の他にもこの辺りは環状列石とか遺跡が多い。


洞窟の中は撮影不可なので、スタンプとレプリカのマグネット。
翼の生えた人とか、踊る人とか、ヒトってこうあるべきだよなあ・・・みたいな
いきいきした像が洞窟内部に描かれていて、ひたすら感動。




2018年4月13日金曜日

サッポロピリカコタン


閉館した白老ポロトコタンや、閉館騒ぎを乗り切って存続へと落ちついたレトロ
スペース坂会館などに行ってから、未来への文化の残し方について考える。
自分の文化を残し、そして受け継ぐ当人たちはどういう思いを持つのか。
少しずつ話を聞いてみたりする。

サッポロピリカコタン(アイヌ文化交流センター)に行った。
ここの展示室は、アイヌの道具などに触れるのも、撮影も自由。

作られた道具の重さを体感したり、表面仕上げの丁寧な仕事や
使いやすさを想像したり。楽しかった。その美しい道具の一部を紹介したい。





         鮭の皮で出来た靴。固くて、軽くて、丈夫なつくり。





糸巻き




これも罠。


透明で綺麗。



ポンチセ(小さな家)の中に入ったら、刺繍を作る女性がいた。
一日5時間くらい、三人の女性が交代で家を守っているそう。
火の神様の周りで、時間をかけてゆっくり、丁寧につくられる刺繍はブックカバーやポーチに
なるそうで、まるで御守りのような存在感。

冬の間にこうして女性は刺繍をして、札幌雪まつりの時に、札幌駅の地下道で販売するんですって。あとは、小学生たちに歌や踊りを見せたりして過ごしていると。
そういえばさっき、ホールの奥から、歌の練習が聴こえてきた。



奥の窓は神様の通り道


            帆立貝に油を入れて、ランプにする。
            灰を利用して、文様を伝える。



           このポロチセの中で、お話を聞いた。

   煙に燻されてすっかり消毒された私は、その後、隣にある温泉「小金湯」に向かった。





2018年4月8日日曜日

レトロスペース坂会館にいった



レトロスペース坂会館。すごいところだ。

私は滞在先で、骨董市がないかを必ず調べる。運良くその街で開催されている場合は足を運ぶ。今回も、たまたま札幌で年1回開催されている骨董市を発見し、その近くのエリアに何か面白そうな場所がないかを探したところ、この場所が引っかかった。

尾道にはロダンもあるし、ひめじやなど、個人コレクションが面白い私設博物館は全国にある。しかし、レトロスペース坂会館、かなり面白かった。まさに驚異の部屋。
ビスケット会社がやっている。ビスケットを買いに来たお客さんが、ついでに見て楽しんでいってくれたら・・・という思いで設立したそうだ。なので入場無料。

入ってすぐに緊縛リカちゃんとか、セクシーなオブジェも多々あるのに、けして下品にならないインスタレーション。迷路のような空間にぎっしりのコレクション。

カオスなのに整然と。整然としているのにカオス。くらくらしてくる。







戦争関連のものがあるのが、風雲文庫を思いだした。





           ジンギスカン鍋が在るのが北海道ならでは?








ボランティアさん。コレクションは売らないけれど、
ボランティアさんの手作りのものは置いて売ってもいいみたい。
手にしているのはかわいい手袋。


目が詰まっていて温かく、丁寧に編まれたのがわかる。デザインも可愛い。
「毛糸代と、ここに来るバス代になればいいと思って・・・」と作者のボランティアさん。
ほんとにびっくりするお値段でステキな手袋をお二つ頂いた。
大切に使わせていただきます。



いろいろお話ししてくださった。
写真撮影と掲載のお願いにも快く応じてくださって。



  時々コレクションの入れ替えもおこなうそう。きっとまた、行ってしまうんだろうなぁ。
  とてもいいところでした。ありがとうございました。