不思議なもので、元気になると自分が不調だったことがわかる。
休養するということがわからなくて、体だけを椅子の上に置いておけば、
休んだことになると思っていた。
そうして、室内での座り仕事、つまり報告書やら、事務仕事やらをひたすら片付けていた年度末と年度始め、とうとう私の脳みそはストライキを起こして、いろいろと不調が出た。
あちこちを無理やりなスケジュールで動いていた、疲れのせいだと思ってた。
全身が、何もしたくないと言っていた。
元気になったら、背中と肩にずっと張り付いていた小童子がいなくなったのがはっきりとわかり、頭を締め付けていた、自分じゃ見えない鉄仮面もいつのまにか取れたようで、喉を痛めていたえへん虫(エイリアン)も消えつつある。
勢いで、ある国へ行くチケットを取った。
古代の人々と対話したいと思った。
どうせ夏には研修で遠い国に行くのだけれど、でも、それはそれ。
今は時空を超えた対話に専念したくて。
いろいろと、楽しみな季節がやって来た。